具体的な例から考える障害年金の手続き書類

今まで、障害年金の手続きでこのような書類を出すのかについて書いてきました。

今回は、全くの架空の事例ですが、具体的な例を出して、このような書類がいるのかとイメージしやすくしてみました。

障害年金の書類事例

障害認定日より1年以内に手続きをしたケース(認定日請求)

45歳男性Aさん
傷病名:脳梗塞
初診日:平成26年8月16日(○○大学病院)
初診日加入制度:厚生年金保険
障害認定日:平成28年2月16日(○○市民病院)
家族:妻40歳専業主婦、子11歳小学生
手続きを行った日(請求日):平成28年10月22日
現在も○○市民病院に通院中

 

Aさんのケースでは、必要な書類としては以下のとおりになります。

    • 年金請求書(国民年金・厚生年金保険障害給付)
    • 戸籍謄本(本人の生年月日や妻が配偶者であること、子がいることなどがわかります)
    • 妻の平成27年1月から12月までが書かれた所得証明書
    • 世帯全員の住民票(妻や子の生年月日や生計維持などがわかります)

なお、子は義務教育期間中のため、在籍証明書や非課税証明書は不要

  • 受診状況等証明書(○○大学病院)
  • 肢体の障害用の診断書(○○市民病院)1枚 ※診断書は障害認定日以降3ヶ月以内の日付のもの
  • 病歴・就労状況等申立書
  • 振り込み口座の通帳コピー
  • 年金手帳もしくは基礎年金番号通知書(コピーでも可の場合あり)

 
障害認定日から請求日までが1年以内なので、診断書は1枚となります。
比較的早く手続きをしたために、障害認定日から1年以内に年金事務所で書類を受け付けをもらったので、診断書は1枚ですみました。
診断書については、障害認定日が平成28年2月16日なので、まさにその日に病院を受診していないといけないものではなく、平成28年2月16日から3ヶ月以内である平成28年5月16日までの診断書をカルテに従って書いてもらいます。

 

なお、日本年金機構では、「生計を維持されている」とは、原則として以下のことを満たす場合をいうと書いてあります。

同居していること(別居していても、仕送りしている、健康保険の扶養親族である等の事項があれば認められます。)。
加給年金額等対象者について、前年の収入が850万円未満であること。または所得が655万5千円未満であること。

 

年金請求書(国民年金・厚生年金保険障害給付)様式104号の生計維持証明の欄は「配偶者および子」ですが、年金請求書(国民年金障害基礎年金)様式107号では、生計維持証明の欄が「子」だけになっています。

 

障害認定日から3年たってから手続きをしたケース(認定日請求、遡及しての請求)

49歳女性Bさん
傷病名:うつ病
初診日:平成23年5月9日(○○病院)
初診日加入制度:国民年金(3号被保険者)
障害認定日:平成24年11月9日(○○クリニック)
家族:夫52歳会社員、子17歳高校生
手続きを行った日(請求日):平成27年12月14日
現在も○○クリニックに通院中

 

Bさんのケースでは、必要な書類としては以下のとおりになります。

  • 年金請求書(国民年金障害基礎年金)
  • 世帯全員の住民票(子と同一生計で生計維持がわかります)
  • 戸籍謄本(本人の生年月日、子がいるなどの身分関係がわかります)
  • 子の学生証
  • 受診状況等証明書(○○病院)
  • 精神の障害用の診断書(○○クリニック)2枚 ※診断書は障害認定日以降3ヶ月以内の日付のものと、提出日以前3ヶ月以内のもの
  • 病歴・就労状況等申立書
  • 障害給付請求事由確認書
  • 振り込み口座の通帳コピー
  • 年金手帳もしくは基礎年金番号通知書(コピー)

 

自分が障害年金を受給できるとは知らなかったために、障害認定日から3年ほどたってからの手続きとなっています。
そのため、障害認定日から1年以上経ってしまっているため、診断書は2枚必要になります。
(障害認定日以降3ヶ月以内、すなわち平成24年11月9日から平成25年2月9日までの日付の診断書と、現在の診断書、すなわち提出日以前3ヶ月以内の日付の診断書)
障害基礎年金は子の加算があるため、子と同居し生計維持がわかるよう住民票と戸籍謄本、また、子に所得がないことの証明として学生証を出します。

障害認定日から5年以上たってから手続きをしたケース(事後重症請求)

障害認定日には等級不該当だったが、現在は悪化したケース

34歳女性Cさん
傷病名:てんかん
初診日:平成21年6月24日(○○大学病院)
初診日加入制度:国民年金(1号被保険者)
障害認定日:平成22年12月24日(○○クリニック)
家族:なし、独身
手続きを行った日(請求日):平成28年11月14日
現在も○○クリニックに通院中

 

Cさんのケースでは、必要な書類としては以下のとおりになります。

 

  • 年金請求書(国民年金障害基礎年金)
  • 住民票(本人の生年月日がわかります)
  • 受診状況等証明書(○○大学病院)
  • 精神の障害用の診断書(○○クリニック)1枚 ※診断書は請求日(提出日)以前3ヶ月以内のもの
  • 病歴・就労状況等申立書
  • 振り込み口座の通帳コピー
  • 年金手帳もしくは基礎年金番号通知書(コピー)

 
障害認定日の頃は、それほど症状がひどくなかったため、障害年金の請求を考えていなかったけれど、その後、治療していても悪化していったので、障害年金の請求を行ったものです。
請求日(障害年金の手続きを行って受け付けをしてもらった日)以前3ヶ月以内の診断書)1枚が必要です。